人それぞれ味覚違いますが、玄米美味しいです。私は土鍋で炊きます。ヒヨコマメや麦、小豆、黒米も入れても美味しいです。お米は無農薬を選びます。忙しい時は玄米に味噌汁だけの時もあります。これだけ栄養が入っていると安心してしまいます。よく噛む。。これが大事ですね。
圧力鍋で炊く玄米 米粒は締まり、粘りが表面に出た、もっちりちしたご飯になります。
土鍋で炊く玄米 圧力をかけて炊く玄米に比べ、米粒はふわっと広がり、粘りを引き出さない、さらっとしたご飯になります。圧力鍋のご飯が食べにくかったり、重たいと感じる方に向いています。
米
米という言葉は本来、小さな粒の物を「コメ」と言っていました。すなわち、稲や麦、栗、ひえ、きびもみな米でした。しかし、現在の私たちが通常「米」というと、イネ科の植物である「稲」の種実のことを言います。
穀物の中には雑穀があります。雑穀は荒地など環境条件の悪いところでも生育するため、古くから稲の代わりに栽培、食用されてきました。例えば、気温の低いところではえん麦(オーツ麦)やライ麦、高地の荒地では蕎麦や栗などが生育します。それぞれの雑穀は荒地など蕎麦や栗などが生育します。それぞれの雑穀はお粥、粉にしてパンや麺,蒸してから押しつぶしてオートミールに加工されるなど、様々な形で世界中で食されています。粒の大きさや形、成長する過程が違うため、陰陽の差も出てきます。体質や体調に応じて上手に日常の食事に取り入れましょう。
米は私たちの主食ですが、籾殻を被ったままを「籾米」と言います。籾米から籾殻を取り除いたものが「玄米」です。そして、「玄米」から糠や胚芽を取り除く作業を「精米」する、あるいは「搗く」と言います。玄米から五分取り除くと「五分搗き米」、七分取り除くと「七分搗き米」と言います。玄米は種実として完璧な姿をしているため、陰陽のバランスがよく備わっています。また、玄米はぬるま湯の中に2~3日漬けておくと芽が出てきます。これは生命があるからです。一方白米は芽を出すことはなく、やがて腐って行きます。ここが玄米との違いです。その違いは味や栄養素の量でも明らかです。
あらゆるものは陰と陽の環境下のもとに成長しており、米も例外ではありません。暖かい地域で生育する米と、寒い地域で生育する米とでは成分や旨み、形に違いが出てきます。日本ではジャポニカ米という短粒種の米が主に栽培されています。また、デンプンの成分の違いにより、粘質の多いもち米と、粘質の少ないうるち米に分かれます。日常的に私たちが食べているのはうるち米です。その他にも、米には色々な種類があります。例えば、紫色で粘質の強い黒米、赤茶色で丸みを帯び、固く締まった粘質の少ない赤米、独特な良いかおりを放つ香りの米などです。また栽培方法にも色々なものがあります。
自然な秩序に沿って栽培された米は生命力を持っています。一方農薬や化学肥料は私たちの身体だけではなく、環境にも悪影響を及ぼします。私たちの生命の循環の場を守り、維持していくためにも、農薬、化学肥料を使用していない、自然の秩序に適った米を選んでいきましょう。
*有機JAS認定米
最低3年以上、科学合成農薬や化学肥料を使用していないことを第3者機関が認証した米
*特別栽培米
農薬、化学肥料不使用。またはその地域で慣行的に使用される農薬、化学肥料の50%以下に削減して育てた米
*自然農法米
農薬や肥料に頼らず、土の力や稲自身の生命力で育てた稲の総称
玄米に含まれる主な栄養成分
*マグネシウム
カルシウムの働きを調整し、骨を丈夫にし、心臓の動きをよくしてくれます。ビタミンB群と共に糖質、脂質、タンパク質の代謝に必要です。
*ビタミンE
活性酸素の害から体を守り、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果も。また、血行も良くし、肩こり、頭痛、冷え症、しもやけを改善。
*ビタミンB1
ご飯やパン、砂糖など、糖質をエネルギーに変えるために必要。神経や脳、筋肉に栄養を送って正常な働きを助け、精神の安定にも関わります。
*ナイアシン(ビタミンB3)
タンパク質や糖質の代謝を促し、脳や神経の働きを助け、二日酔いを防ぎ、血行をよくして皮膚を健康に保ちます。
*ビタミンB6
体内で必要なたんぱく質を作り、神経伝達物質を合成するために不可欠。成長を促進して、免疫機能の働きを支え、脂肪肝を防ぐ作用も。
*食物繊維
便の量を増やし、腸を刺激してぜんとう運動を促し便秘を改善。善玉菌の餌になって腸内環境をよくするなどの働きがあります。
他にも玄米には注目の有効成分がぎっしり!!
イノシトール[脂肪肝や動脈硬化をを予防、毛髪の健康も守る]
ビタミンBの仲間で、脂肪肝や肝硬変、動脈硬化を予防して、「抗脂肪肝ビタミン」とも言われます。また、神経細胞の膜に多く含まれ、脳細胞に栄養を供給し、神経を正常に保つためになくてはならない成分です。その他健康な毛髪を維持し、抜け毛を防ぐ美髪効果も期待出来ます。
ギャバ(ガンマ アミノ酪酸)[睡眠障害やうつを改善。認知症予防も]
アミノ酸の一つで神経伝達物質として脳細胞の代謝を高めます。睡眠障害や自律神経のの失調、うつ症状の改善の他、アルツハイマー型認知症の予防効果も期待できます。また、血圧を下げて安定させて、中性脂肪を減らし、二日酔いを軽減する働きや、口臭体臭を消す効果があります。
フェルラ酸[認知症の予防、改善。美肌効果も]
ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があり、肌の美白効果が期待できます。シミの原因となるメラニンの生成を抑え、肌の色素沈着を防ぎ透明感のある肌に導いてくれます。また脳梗塞を改善し、脳神経保護作用や高血圧改善効果が有るとされています。さらにアルツハイマー型認知症予防があるとの報告も。
ガンマ オリザノール[ストレスをやわらげ、シミやシワを予防]
米糠や胚芽の脂質に含まれます。コレステロールの吸収を抑えて生活習慣病を予防し、自律神経のバランスを整え、不安や緊張を抑え、更年期の不定愁訴やうつを改善する効果が期待できます。血管を広げて血行を良くして高脂血症にも効果が有り、皮膚の老化と乾燥を防ぎ、シミシワを予防する美肌効果もあり、化粧品の成分としても使われます。
RBF,RBA(αグルガン)[癌細胞の増殖を防ぎ、免疫を活性化]
共に米糠に含まれる物質で、RBFは癌さいぼうに対するエネルギー供給を止め、がん細胞の増殖を防ぎます。またRBFは免疫を強化するなど、抗がん作用が期待できます。ただし、二つの成分を溶出させるには、玄米を高温で焙煎するなど、特別な炊き方が必要です。
フィチン酸(IP6)[有害物質を体外に排出。抗がん、抗老化作用も]
金属と結びつく力が強く、水銀や鉛など有害金属や有害物質を体外へ出す強力なデトックス効果が有ります。また、抗酸化作用が強く、老化や脂肪肝を防ぎ、抗がん作用がある他、尿路結石や腎結結石を防ぎ、歯垢や歯石を防ぐなど歯の健康を維持するなど、様々な効能が報告されています。
玄米には白米に比べ身体によく、という事は、美容にも良いです。ただ、夏場や食べたくない時は身体が求めていないという事みたいなので無理して食べなくてもいいそうです。臨機応変が良さそうですね。楽しい食事を目指して行けたら良いですね。
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